子どもと一緒に食べられる冷凍宅配食として人気のhomeal(以下、ホーミール)。
栄養バランスの良さや手軽さが魅力ですが、「添加物は使われているの?」「子どもに食べさせても大丈夫?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、一部のメニューに食品添加物が使われていますが、使用されているのは少量かつ安全性の高いものに限られています。
この記事では、ホーミールの成分表示をもとに、実際に使われている添加物の内容や安全性、選び方のポイントをわかりやすく解説します。
「添加物入り=避ける」ではなく、納得して取り入れるための判断材料として参考にしてみてください。
ホーミールは無添加じゃない?使われている添加物と理由
「ホーミールって無添加なの?」
「子どもに食べさせても大丈夫かな…。」
ここでは、上記のようなママ・パパが気になるポイントについて、ホーミールの添加物の有無や、使われている理由を解説していきます。
- ホーミールは「完全無添加」ではない
- 添加物は必要最小限に抑えられている
- 添加物が使われるのには理由がある
ホーミールは『完全無添加』ではない
結論から言うと、ホーミールは『完全無添加』のメニューだけではなく、一部メニューで食品添加物を使用しています。
使用されている主な添加物は、
- 調味料(アミノ酸等)
- 酸味料
- 乳化剤
- 増粘剤
- カラメル色素
- 香辛料抽出物
など、加工食品で一般的に使われるものが中心で、味や香りを整える役割があります。
添加物は必要最小限に抑えられている
とはいえ、ホーミールでは体への影響が気になる『保存料』や『合成着色料』などの添加物はほとんど使用されていません。
なぜなら、ホーミールの商品は冷凍保存を前提としているため、保存料を使用しなくても、品質に問題なく保存できるためです。
味つけも家庭で作るごはんに近く、約8割のメニューが無添加で、使用されていたとしても、ケチャップや豆腐など原材料由来のものだけです。

手作りのような味わいが食卓で楽しめます。
添加物が使われるのには理由がある
ホーミールで添加物が使われる理由は、味や見た目を整えて食べやすくするためです。
たとえば『調味料(アミノ酸等)』は家庭で使う顆粒だしや中華だしと同じ役割。
『カラメル色素』はしょうゆや砂糖を煮詰めたときに自然に出る色に近く、『酸味料』はレモン果汁やお酢のように味をさっぱり仕上げるために使われます。
どれも日常の食卓でよく目にする調味料と同じ感覚で使われているものです。
ホーミールに添加物はどれくらい入ってる?無添加メニューの割合もチェック
「ホーミールには実際どのくらい添加物が入っているの?」と不安になる方もいるかもしれません。
ここでは、1商品あたりに使われる添加物の数や、無添加メニューの割合を成分表示から確認しました。
- 1メニューあたりの添加物数は?
- 無添加メニューの割合と見分け方
1メニューあたりの添加物数は?
ホーミールのメニューを見てみると、無添加の商品と、数種類の添加物が入った商品に分かれることがわかります。
たとえば、
- 【高栄養】野菜を食べる国産にんじんパン
- 【もっちり手包み】homeal餃子
この2つは原材料に食品添加物の記載がなく、無添加メニューにあたります。
一方で、ホーミールの中には風味や見た目を整えるために、いくつかの添加物が使われているメニューもあります。
実際の商品を見てみると、次のような傾向がありました。
メニュー名 | 使用されている添加物 | 添加物数 |
---|---|---|
【きざみ野菜たっぷり】 ドライカレー | カラメル色素 調味料(アミノ酸等) 香辛料抽出物 | 3種類 |
【きざみ野菜たっぷり】 ポーククリームシチュー | 調味料(アミノ酸等) カラメル色素 酸味料 | 3種類 |
コーンクリームコロッケ | 着色料(カラメル) 調味料(アミノ酸等) 香料 | 3種類 |
出汁香る 関西きつねうどん | 乳化剤 凝固剤(塩化Mg) 加工デンプン 調味料(アミノ酸等) | 4種類 |
ごちそうクリームミートドリア | 調味料(アミノ酸等) 酸味料 香辛料抽出物 カラメル色素 増粘剤(加工デンプン) 香料 | 6種類 |
このように見ていくと、1商品あたりに含まれる添加物は少ないもので1〜3種類、多くても5〜6種類ほどにとどまっていることがわかります。
市販の冷凍食品やコンビニ弁当では10種類以上の添加物が入っていることも珍しくないため、それに比べるとホーミールの使用数はかなり控えめ。
過剰な添加物で保存性を高めるのではなく、冷凍保存を活かしながら最低限で仕上げられているのが特徴です。
無添加メニューの割合と見分け方
成分表示を見るときは、まず『/(スラッシュ)』以降に注目するのがポイントです。
ここに『調味料(アミノ酸等)』や『カラメル色素』といった表記があれば添加物入り、何も書かれていなければ無添加メニューと判断できます。
今回の例を見ても、ホーミールは全体の約8割が無添加または添加物がごく少ないメニューで構成されています。



たとえば「国産にんじんパン」や「homeal餃子」は成分表示に添加物の記載がなく、完全な無添加。
一方で、カレーやシチューなど一部のメニューでは、風味や見た目を整えるために2〜3種類の添加物が加えられています。
購入前に確認したいときは、公式サイトの商品一覧ページで原材料をチェックするのがおすすめ。
普段の買い物で食品ラベルを見るのと同じ感覚で、安心して無添加メニューを選び分けられます。
子どもに食べさせても大丈夫?ホーミールの添加物と安全性
「ホーミールは無添加が多いと聞くけど、子どもに食べさせても本当に安心なの?」と心配になるママも少なくありません。
実際に一部メニューには添加物が含まれているため、不安を感じるのは自然なこと。
ここでは、添加物=すべて危険という思い込みを整理しながら、子どもに安心して食べさせるための選び方のポイントをわかりやすくまとめました。
添加物=危険とは限らない
「添加物は体に悪い」と考えがちですが、日本で販売されている食品は厚生労働省の基準をクリアした安全性の高い添加物のみが使用されています。
大切なのは「無添加じゃなきゃダメ」と極端にとらえるのではなく、どんな種類が・どれくらい使われているかを理解して判断すること。
さらに言えば、家庭で使う調味料や加工品にも同じ成分は含まれていることが多く、『普段の食事との延長』として考えることが安心のヒントになります。
安心して選ぶためのポイント
無添加がいいと思っていても、忙しい日には冷凍食に頼りたいこともありますよね。
そんなときは次のような基準を持つと安心です。
- 商品名に『無添加』と書かれたメニューを選ぶ
- 成分表示で気になる添加物が入っていないかチェックする
- まずは少量から試して、味や子どもの反応を確かめる
さらに「この添加物ならOK」「この成分は避けたい」と自分なりのルールを決めておくと迷わず選びやすくなります。
不安なときは「避ける」より「選び方」で安心を
「無添加じゃなきゃ不安」と思っても、忙しい毎日では冷凍食に頼りたいときもありますよね。
そんなときは全部避けるのではなく、自分で確認して選ぶことが安心につながります。



たとえば、商品名に『無添加』と書かれたものを選んだり、成分表示をチェックして気になる添加物が含まれていないかを確認したり。
さらに、まずは少量から注文してみて、実際に味や子どもの食べ具合を確かめるのもおすすめです。
ホーミールには小さいパックやセットもあるので、気になるメニューを試しながら「うちの子に合うかな?」と確かめられます。
こうしたステップを踏めば、無理なく安心して冷凍食を取り入れられますよ。
他社の宅配幼児食と無添加への取り組み比較|ホーミールとの違いは?
「ホーミール以外の幼児食宅配ってどうなの?」
「無添加にこだわっている会社はあるの?」
と思う方も多いのではないでしょうか。
そこで、代表的なサービスを紹介しながら、それぞれの添加物への考え方をまとめました。
サービス名 | 添加物の有無 | 特徴 |
---|---|---|
mogumo | 一部の商品は無添加 | 管理栄養士監修。国産食材を中心に展開 |
kidslation | 全ての商品に添加物あり | 栄養バランス重視。味付けも子ども向けに工夫 |
コープデリ | 無添加シリーズあり | 地域宅配を活かし、国産素材で安心感を提供 |
TotPlate | 全ての商品で無添加 | 離乳期から使える。少量パックで使いやすい |
LUCE | ほとんどの商品に添加物あり | 有機野菜や天然調味料を使用しつつも添加物多め |
PAKUMOGU | 基本的に添加物あり | 小分け冷凍で便利。共働き家庭に人気 |
この表からもわかるように、各社で「無添加」への取り組み方はさまざまです。



完全無添加を徹底するサービスもあれば、便利さやコストを優先して添加物を取り入れているところもあります。
その中でホーミールは、約8割が無添加でありながら、残りも必要最小限の成分にとどめているのが特徴。
さらに、大人と子どもが同じメニューを一緒に食べられる点は他社にはあまり見られない魅力です。
まとめ|ホーミールの添加物は最低限
ホーミールの冷凍宅配食は、『完全無添加』ではありませんが、使われている添加物の種類や量、安全性に配慮された設計がされています。
実際の成分表示を見ると、8割以上が無添加または添加物極少で、使用されている場合もごく一般的な範囲にとどまっています。
また、冷凍保存が前提であることから、強い保存料や合成着色料に頼らずに品質を保てるという点も安心材料のひとつです。
それでも、「子どもに与えるものだから不安」と感じるときは、以下のような視点で選んでみるのもおすすめ。
- 成分表示を確認し、気になる添加物が含まれていないメニューを選ぶ
- 『無添加』表記のついた商品を中心に利用する
- 最初はお試しで数品だけ取り入れて、家庭の感覚に合うかを確かめる
食品選びに絶対的な正解はありませんが、正しい情報をもとに「納得して選ぶ」ことが、いちばんの安心につながります。
ホーミールはその点で、家庭のごはんの延長として、無理なく取り入れやすい冷凍食のひとつといえるでしょう。